今まで、靴を選ぶ時には、長さ(足長)のあったものでいたくないもの(脱げないもの)という観点で選んでいました。
しかし、本来靴を選ぶべきポイントはいくつかあることを学びました。
それを少しまとめてみます。
足先の形状が合っていること。これは有名な話ですが左からエジプト型、ギリシャ型、スクエア型
こちらは足先の形状からの分類ですが、エジプト型は親指が一番長い。ギリシャ型は人差し指が一番長い、スクエア型は大体同じような長さ。
これらの特徴にあった形の靴を履くことがトラブルを軽減することになります。
日本人は、エジプト型が多いようですが、私はギリシャ型です。
また、どの程度この特徴が強く出ているのかや指の長さでも足先の形は大分違っています。
足の幅。足幅は足囲といいますが、単に横幅でなく下記の図のように親指と小指の下にある骨の出っ張り部分の足の周囲の長さとなります。
ですから、同じ足囲でも甲が薄い人も入れば 甲が高い人もいます。平べったくて幅広の足と、分厚くて幅が細い足でも、周囲の長さが同じならば足幅は同じということになってしまうのです。
実際は、靴を選ぶときには足囲のサイズだけでなく形状も合っていることが望ましいと思います。
足幅が広すぎる靴を履いていると、本来その部分できちんと足が靴の中で固定されるはずが、ドンドン足が前に滑っていって指が靴の前の部分に押し付けられ、痛くなったり外反母趾の原因になったりするそうです。
ボール位置。先ほど足囲を計ったところが足が曲がる位置になります。
靴ももちろんその部分で足が曲がることを想定して作られています。しかし、その位置は人によって違います。手のひらを見るとよくわかりますが、指の長い人、短い人いろいろいます。同じように足も人それぞれです。
その位置があわないと、靴の中で足がずれやすくなったり歩きにくかったり疲れやすかったりの不具合があるということでした。
踵。踵は、少なくともスポスポと抜けないサイズや形であることが求められます。
上に示した図の踵の幅ももちろんですが、踵がフィットするかどうかには踵上部の骨の幅、そして肌色で示した踵のえぐれ具合、また、横から見たときのカーブの形状など様々な要素が関係しているのですが、どこまで形状がフィットすべきかというのは、靴のデザイン等によりかわってきます。
アーチ。私のようにハイアーチの人は、アーチを適度にサポートするものが歩きやすいそうです。
書き出してみて、あまりに考えるポイントが沢山あることにため息が出ます。フィットした靴を選ぶ為には、いろんなことを考えなくてはいけませんが、現実的にはすべてが合う靴が見つかることはかなり難しそうです。それに、やはり好きなデザインを選びたいというのもありますし…、本当に困ったものです。
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