細幅靴を買おうと思って、足のサイズのことを調べはじめると靴のサイズについていろいろ考えることになります。
ここに足のサイズのはかり方がありますのでやってみてください。
http://www.moonstar.co.jp/whatshoes/select/size.html
足長と足幅などについての関係はこちらのチャートにJIS規格が掲載されています。
http://www.fha.gr.jp/data/size3.html
で、ここで足のサイズと靴のサイズの違いが出てきます。
少なくとも私は神戸屋さんにいくまで足の長さを自分で計ったことはなく、靴を試着して合うのが23センチという感覚だけで23センチの靴を選んでいました。
そして靴によっては22.5センチのものを選んだり、23.5センチのものを選んだりすることもありました。
靴のサイズ23センチとはいったいなんなのかって考えたこともありませんでしたが、どういう意味かご存知ですか?
●23センチの足の人用の靴なのか
●内寸23センチの靴なのか
[14回]
コレは誰が決めているのかといえば、メーカーが決めているらしいのです。(通常は革靴の場合23センチの足の人用の靴、スニーカーの場合内寸23センチの靴となるようです。スニーカーを履く場合にはサイズアップした靴を選ぶ必要がありますが、メーカーによるので試着が大事です。)
幅(足囲)についても、メーカーが自社の基準値でフィット感を決めて作っているようなのです。通常は国内の靴はE幅に合わせて作っているとはいいながらもはっきり幅の指定がないものについてはデザインや木型によってかなりの違いがでてきます。甲が高い靴もあれば甲が薄い靴もあります。同じEでももともと差があるということなんです。
国内ですらこうですから、海外に目を向けるとどうなるか、ますます理解がしがたくなってきます。
USサイズ 大体5くらいから ハーフサイズあり (女性サイズ)
※フェラガモは、アメリカに顧客が多い為にUSサイズを採用しているらしい。
※誤植がありました。UKサイズとしていましたが、USサイズです。EUROサイズ 大体35くらいから ハーフサイズあり (女性サイズ)
※フランスとイタリアではサイズが違うらしいという噂。
これらと日本サイズとの比較チャートも様々なお買い物サイトに掲載されています。
しかし、これがかなりびっくりするくらいバラバラです。
(サイズチャートの一例 英語)
http://www.dancesport.uk.com/shoes/conchart.htm
http://store.japan-zone.com/japanese-shoe-sizes-i-30.html
(shoe size wiki 英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Shoe_size
wikipediaのシューサイズの項目を見るといかに数字をあてにして買い物をするのが難しいかがわかります。靴の計測システムやサイズの考え方は国地域(さらには靴の種類)でバラバラなんです。
特に幅については、アメリカ国内だけでも2種類の記載があったり非常にわかりづらいです。
私は今までユーロサイズだと36を買うことが多かったですし、私の足サイズ23センチはたいてい36サイズと同等とされています。しかし、ルブタンのパンプスは35 1/2、フェラガモのパンプスは5 1/2サイズを購入しました。試着して決めました。
幅の表示についてはフェラガモ(アメリカサイズ記載)以外のほとんどの靴では見かけたことがないのですが、アメリカでは結構記載があるようです。
で、アメリカサイズは大きく分けると以下のようなサイズ展開のようなのです。
NARROW ・ B(MIDIUM)・ WIDE
4A 2A A B C D E EE EEE EEEE
要するに アメリカサイズの「B」は(アメリカの)普通幅なんです!大体、2AがNARROWサイズ、C−DがWIDEサイズのようです。はっきりはわからないのですが、アメリカサイズのBは日本でDサイズに相当するようで、アメリカの靴が日本に輸入される場合にはWIDEサイズが入ってくることが多いと聞きます。ブランドによってはB幅が入っています。日本で幅Aと診断される場合には、やはり2Aできれば4Aを試してみたいところです。(海外のサイトから買えるのですが上述の理由によりサイズが合う可能性がとてつもなく低いのでチャレンジしにくいです。返品できても海外だと関税なんかもかかりますしね。)
※結局幅も相当靴メーカーによって異なるのです。
とにかく、おおっ!B幅なんてめちゃ細い!やったー!って思って買っても、日本のサイズチャートから比べるとそれほどでもないというようなことが起きますので気をつけなくてはいけないのです。
こんな感じで、靴のサイズに関して、世の中は混乱に満ちています。
サイズは目安にしかならず、履いてみることしか合う靴かどうかを確かめる術がないというのが現状です。
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