あまり靴のことに疑問を持たずにいきてきた私といいながら、就職してしばらくして考えたことがありました。
靴下をはいて履くデザインの靴しか履けない…。
その他の靴は痛くて我慢できなかったのです。
私はそのときその理由を、靴下のカバーがないと足が痛いのは我慢とセレクションが足りないんだと思っていました。ストッキングとか裸足で靴を履いている人は、ちゃんと(我慢できる程度に)痛くない靴を選ぶコツをしっているんだろう、痛いと厭だし、うまく選ぶこともできないからダメなんだ。と。
そういうわけで、あるときたまたま渋谷の百貨店でまあまあかわいい靴の売っているコーナーで足の計測をしてくれるらしいのを発見し、頼んでみようと思ったのです。
(後で知りましたが、超有名なコンフォート系靴屋さんです。)
若い女性が計測してくれました。
内容は、忘れてしまいましたが。あなたの足はしっかりしていない。いまの小学生の足に多いタイプです。と言われました。
その後、おすすめの靴を出してくれていいました。
「あなたの足だったら、この中の靴から選ぶしかない。」
いくつかのデザインが提示されましたが、ものすごく不格好な紐靴だったと思います。しかも高い!
可愛い靴だっておいてあるんですよ。ウィンドウには飾ってあるんです。
それが履いてみたくて入って行ったのに、今だってスニーカーで困っている訳じゃないのに、なんでこんな靴を履かなくちゃいけないんだ。しかもあなたには、この靴じゃないとダメってなんなんだよ。ととても悔しくなって逃げ帰ってきました。
今その靴屋さんがどういう営業をしていらっしゃるかわかりませんが、コンフォート系の靴屋さんは中敷で合わせることが多いみたいでしたし、そちらもそうだったのかもしれません。
私のような細い足では、カワイいくつと思ったパンプス系のヒールのある靴を中敷で合わせるのはほぼ不可能だったんでしょう。しかし、そういう説明は一切なく自分の足の特徴を掴むこともなくなんだか納得感が全然ないままはじめての靴の計測は終わってしまいました。
そして、「小学生に似ている足なんだったら、今の小学生が大きくなった頃には靴は履けるようになるだろう」という変に前向きな気持ちで自分を納得させて帰りました。
今は、その頃の小学生はとっくに大人になっているはずなのですがやはり革靴は滅多に履けません。
[5回]
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